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牧場レポート
田井中牧場  Q&A
Q.牛を飼われてどれくらいになりますか?
 A.昭和42年に祖父が東近江市、 昔で言うところの能登川の栗見新田から大中へ稲作と野菜作りのために入植して、 昭和50年に結婚したのを機に、養豚をはじめました。
和牛は昭和55年から肥育をはじめました。
現在、去勢が60%、牝が40%で、肥育と自家繁殖の両方をやっています。
Q.どのようなことに気をつけて飼育していますか?
 A.濃厚肥料を牛にたくさん食べてもらうように、飼料と藁を別々に与えて工夫してます。
同じ素牛でも餌の与え方など肥育の仕方で肉質も変わってくるので、農家ごとに違う肉質の牛が育つのですが、それが特徴ともいえます。
肥育には牛にストレスがかからないように細心の注意を払っています。
Q.素牛はどこから導入していますか?
 A.素牛として全国的に評価の高い、宮崎産の素牛を導入しています。
自家繁殖の牛は但馬の血統にこだわっています。
家族で役割分担してるですが、私が繁殖中心で家内と息子夫婦が飼育中心でやってくれてます。
Q.牧場、飼育に関して、ここは見て欲しいというところはありますか?
 A.1頭づつの商品レベルをあげるために、 それぞれの牛に合わせた飼料を与えるのですが、食べる量を調整しています。
餌を与えるのは朝夕2回で、まずミネラルを配合した飼料を与え、牛の食欲を見ながら、次に濃厚飼料、最後に稲わらを与えます。
Q.牛の排出物はどうしていますか?
 A.牛舎にはおがくずを敷いていますが、 牛の排出物と混ざったおがくずを3ヶ月ほど寝かせて発酵させ、肥料として利用しています。
乾燥させた肥料は、販売したり、牧草栽培用にしています。
Q.いままでで一番うれしかったことはなんですか?
 A.やっぱり手塩にかけて育った牛が高く評価されたときやな。
特にBSE問題で苦しいときに良い牛が高く売れたときはうれしかったですね。
Q.逆にいちばん辛かった、苦しかったことは?
 A.丹精込めて育てて、「これはええできや!」と思っても、高く評価されなかったときは辛いですね。
Q.この仕事にかけるおもいや夢、今後の展望などをお聞かせください。
 A.今は和牛120頭のうち、20頭が家で繁殖させた牛ですが、将来的には100%自家繁殖で良い牛を出したいですね。
Q.当店のお客さまにメッセージをお願いします。
 A.サシだけではなく、風味もよいものになるようにこだわっていますので、ぜひ食べて味わって欲しいです。
特に脂の味を試してください。
Q.取材を終えた鷲尾特派員の感想は・・・
 A.息子さん(3代目)とお嫁さんと共に親子3代でがんばっている姿が素敵でした。

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