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牧場チャンネルについて

忘れもしない2001年9月、千葉県で国内初のBSE感染牛が発見されました。

畜産業界に激震が走り、日本の安全神話が大きく崩れていき、流通業界全体がパニックに陥ってしまいました。
さらに、世界中が混乱し、日本では風評被害などから牛肉離れが深刻化し、深く重い時間を長く彷徨いました。

私が近江牛(オウミウシ)の生産農家さんと親しくなっていったのはちょうどこの頃からです。
牛肉の世界は非常に複雑怪奇な部分があり、農家さんと販売者が交わることはありませんでした。

農家さんは牛を市場へ出荷して仕事が終わりです。
出荷された牛は、と畜され枝肉となり、セリにかけられるわけなのですが、農家さんは自分が大切に育てた牛がいったいどこのだれに買われて、そこからどのような経路をたどって肉屋さんや焼肉屋さん、最終的には消費者まで流通するのかわからないのです。

購買者側もBSE以降、検査書や生産履歴などで農家さんの名前は書類などで知ることができるのですが、もちろん面識なんてありません。

だらか私はいつも不思議に思っていたのです。

牛の検査書や農家さんの写真を掲示して、「生産者の顔がみえる」と謳い文句にしている商品はなんか違うんじゃないかと。

BSE騒動以降、私はたまたま高校の同級生が近江牛肥育農家だったこともあり、彼の紹介で何軒かの農家さんを訪問することにしました。

1度だけではなく、何度も訪問するうちに親しくなり、その様子を牧場レポートとしてコンテンツを作りました。
テキストだけではなく、へたくそながら動画にもチャレンジしました。

さらには、トレーサビリティシステムを自前で構築し、農家さんとの協業で数々の商品化にも成功しました。

私のように農家さんと毎日のように情報交換している精肉販売者は全国的にみても稀だと思います。

牧場では毎日のように「命のやりとり」が行われています。
笑いあり、涙あり、うれしいことも辛いこともたくさんあります。

そんな様子を「牧場チャンネル」をとおして知っていただければ幸いです。

株式会社 サカエヤ
代表取締役 新保吉伸

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