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牧場レポート
澤井牧場  Q&A
Q.すばらしい眺めですね
 A.ここは鈴鹿山系のよい水脈に恵まれ、畜産にもっとも適した場所だと思ってます。
山のてっぺんに牧場があるため、夏場でも涼しく牛たちにとっても快適に過ごせる環境なんです。
なんといっても空気がうまいし水もうまい。これで良い牛が育たないとボクの腕が悪いということになるかな(笑)
Q.飼料についてお聞かせください
 A.ボクが自給している粗飼料が主体ですね。
飼料によって仕上がりがぜんぜん違ってくるから、過去のデータを分析することも欠かせない仕事です。
特に藁は以前は外国産を使ったり国産とミックスさせたりと試行錯誤したのですが、現在では宮城県産の藁を使っています。
牛の食い込みもよく仕上がりが圧倒的に違いますね。
それでも日々牛の体調に合わせて配合を変えたりと、頭数が多いから大変なのですが、少しでも見逃せば大変なことになりますのではやり気は抜けません。
Q.肉牛肥育はいつからやられていますか?
 A.昭和50年からです。
牝牛の比率が多いのですが、これからは去勢にも力を入れていこうと思っています。
いま来られているのが第2牧場ですが、第3牧場の建設も視野に入れてもっと牛を増やしていこうかと考えています。
大好きな牛に囲まれて、それが仕事なんですから毎日幸せです。
Q.どのようなことに気をつけて肥育されていますか?
 A.健康でふっくら発育する状態になるよう、 みなさん同じだと思うのですが飼料などにこだわって肥育しています。
とくにここは水もおいしいので本当に何度も言いますが環境がすばらしいんです。
盆地特有の適度な冷え込みもあり、自分で言うのもなんなんですが、本当にすばらしい環境で牛を育てているなと・・・。
Q.素牛はどこから導入されていますか?
 A.宮崎や鹿児島、熊本が多いです。
この牛たちは鹿児島なんですが、毎週のように仕入れに出かけています。
いまは子牛が高く、特に人気のある血統に集中するのですが、牛の仕上がりは血統によるところも大きいので、無理してでも買ってしまいますね。
やはり購入価格も大事ですが、良い肉牛になる要素がたくさんある子牛をうまく買い付けることが我々の仕事ですから。
Q.飼育に関して、自慢できることやセールスポイントがあればお教えください。
 A.国産の良質な稲ワラを使い、なめらかな脂肪、脂質になるよう飼育しています。
そして常に清潔を心がけていますので、交代で掃き掃除や牛の状態を観察しています。
牛も住まいをきれいにしてやらないとストレスがたまり病気になりますからね。
人間と同じですわ(笑)
Q.牛の排出物はどうしていますか?
 A.完熟堆肥にして田畑に農地還元しています。
またうちの堆肥は企業秘密なんですが、まったく臭いがしないんです。
手で触ってもさらさらでしょう!
牛を飼うには牛舎が必要ですが、堆肥の処理にも牛舎と同等の費用がかかってるんですよ(苦笑)
Q.この仕事をしていていちばんうれしいことはなんですか?
 A.そうですね~、 家族一丸となって仕事に従事できることです。
妻には苦労のかけっぱなしで申し訳ないのですが(^^;;
そして市場で高値で落札された瞬間はやっぱりうれしいですね。
苦労が報われるというか・・・。
Q.いちばん辛い、または苦しいことはなんですか?
 A.頭数が多いので、設備にも投資が必要ですし、そのあたりが大変ですね(^^;)
Q.この仕事にかける夢や当店のお客さまにメッセージをお願いします。
 A.県内外の消費者の皆様に安全、安心な牛肉を供給することが使命だと思ってます。
先人が築き上げた近江牛の名声を我々が伝承していきますのでよろしくお願いします。
また近くにお越しの際には気軽にお立ち寄りください。

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