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牧場レポート
木下牧場  Q&A
Q.繁殖一貫経営ということですが・・・
 A.そうです、繁殖をはじめて約10年がすぎました。
現在は去勢と牝が半々で、自分ところで繁殖させて生ませて、そして育成から出荷までを見届けています。
うちの場合は、サカエヤさんでほとんど買ってもらっているので、精肉になってからも見ることができるので全てに携わっているといってもいいんやないでしょうか。
最初はうちのおやじがホルスタイン種去勢牛の肥育を160頭ほどの規模で始めて、ボクが東京の農業者大学校卒業後、おやじの仕事をを手伝いながら経験を積んできました。
そして、嫁が来てから和牛繁殖を取り入れ、現在に至っています。
Q.どのようなことに気をつけて飼育していますか?
 A.子牛が産まれてすぐの頃はゲリをしたり、病気をしやすいのでいつも以上に気をつかいますね。
Q.牧場、飼育に関してここは自慢できるというところをお教えください
 A.昔は主に北海道などから素牛を導入していたのですが、 いまでは100%自家繁殖しているところです。
それと母牛は但馬にこだわってます。
●放牧でのびのびと育てているところも自慢のひとつです。
写真は親牛とたわむれる子牛。
Q.牛の排出物はどうしていますか?
 A.肥料にして所有の田んぼや牧草の肥料として利用しています。
●牛のことを考えて乾燥した藁ではなく、しっとりとした藁を与えているこだわりようです。
Q.いままででいちばんうれしかったことは?
 A.やはり高く評価されたときですね。
苦労がむくわれるというか、セリでも高額で落札されたときなんかはホントうれしいですね。
Q.では、逆にいちばん辛いときは?
 A.1年に1頭でるかでないかなんですが、 死んでしまう子牛がいるんです。
そのときは辛いです。
また子牛の誕生と出荷の牛のバランスがとれるようになるまで、最低でも10年はかかるんです。
それまでが大変ですね。
現在、生まれる子牛 50頭/年 出荷 30頭/年
Q.この仕事にかける思いや夢、展望などをお聞かせください。
 A.全ての牛が最高格付けのA5ランクになるくらいの、 良い母牛をたくさん残していきたいですね。
それと、基本は「私たちが食べておいしいと思う肉牛作り」ですから、まず私たちが食べておいしくないものは作りたくないし、 そのためにはどんな努力も惜しみません。
幸い、娘たちも手伝ってくれるし、先のことはわかりませんが現段階では、後を継いでくれると言ってくれているので、娘にバトンタッチするまではがんばります。
Q.当店のお客さまにメッセージをお願いします。
 A.安全な自家産の肥料で育てているので、安心して食べていただきたいです。
そして見栄え重視の牛作りではなく、食べておいしい肉牛作りを目指していますので、ぜひそのあたりを評価していただければうれしいです。
うちの牛はけっして大きくして無理やりサシを入れたりしていませんので、ぜひ赤身でもおいしいと言っていただけると自負しています。
Q.取材後の鷲尾特派員の感想
 A.肥料作りも季節に合わせて、何種類も全て手作りにこだわっているのには関心しました。
乾燥したわらではなく、牛のことを考えてしっとりとしたわら作りには、本当に牛のことを考えてるんだなぁ・・と感銘しました。
子牛が自由に遊べるスペースを作るなど、とにかくとことんこだわった生産農家さんでした。
Q.ライブカメラを取り入れる
 A.取材から早2年が経過しましたが、 年間を通して当店での販売頭数が最も多いことから木下牧場さんでは県内初となるライブカメラを牛舎に取り付けました。
ホームページからいつでもご覧いただけると共に、外出時でも牛たちの様子を観察したいとの思いからとっても重宝しています。
牛のことを懸命に考える熱い気持ちが伝わりますね。また、お客様にとっては安全面を確認できることで、いままで以上に安心してお買い物いただけるようになりました。

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